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市民の人権擁護の会 日本支部
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イベント発表 2008/5/7に報道関係者に発表


報道関係者各位

「危険な環境から子どもたちを守ろう!!」

緊急ホットラインのお知らせ

 前略

子どもや青少年を取り巻く環境が大きく変わってきています。理不尽な犯罪に巻き込まれたり、自ら命を絶ったり、あるいは突然他人の命を奪ったりするような事件が日々報道されています。一体この社会に何が起きているのでしょうか。

異常な事件が起きる度に、自殺問題が報じられる度に、心の問題、すなわちメンタルヘルスの重要性がクローズアップされます。そうなると、必ず「専門家」とされる精神科医が出て来て同じ主張を繰り返します。「精神疾患を早期に発見し、早期に治療できる体制を作るべきだ」と。その言葉が信じられてきた結果、今では幼児から高齢者まで、あらゆる階層の人々が精神科をすぐに紹介される道筋が作られ、精神科を受診する人数が急増しています。

 しかし、それで人々の心問題は解決しているのでしょうか。社会の問題は解決しているのでしょうか。その答えは、現状を見れば一目瞭然でしょう。実は、ここに落とし穴の構造を垣間見ることができます。つまり、専門家とされる人々の実態を知らず、ただその肩書だけを信じ、意見を鵜呑みにしてしまうことの危険さです。人は、あまりに不可解な問題について直面させられると、思考を停止させ、自分で観察したり考えたりする行為を放棄してしまいがちです。そのため、専門家の実態を見ずに判断を全て委ねてしまうことが起きてしまいます。その専門家が真の専門家であれば、幸運にも問題は解決するでしょう。しかし、そうでない場合にはさらなる混乱が引き起こされます。

 精神鑑定を例に挙げるとわかりやすいでしょう。最近精神鑑定を巡って司法の混乱が見られ、裁判員制度の導入を控えた市民にも動揺が広がっています。それも当然のことです。普通の市民にとってすれば、専門家とされる精神科医は、科学的根拠に基づいた論理的な鑑定結果を出すものだと思えるでしょう。しかし、鑑定結果が一般の良識とかけ離れていたり、裁判官から否定されたり、鑑定医ごとに結果が異なったりしている現実を見ると、一体何を拠り所にすればいいのか混乱するのは当たり前です。その混乱の根底にあるのは、単に精神鑑定の実態に対する無知です。まだ「科学」とも言えない精神鑑定の実態を知れば、混乱は収まります。

 当会は、精神科で行われている治療の実態が知らされないまま、単に専門家という理由だけで人々が精神科を受診させられている現状を危惧しています。ほとんどの人々は、精神科の診断が、科学的根拠が乏しい診断マニュアルに沿って医師の主観で下されるという実態を知りません。処方される向精神薬の危険な側面を知りません。処方されている本人にすら、依存や自殺、突然死などの危険な副作用が知らされていないのが現状です。その結果、未来ある子どもや青少年までもが被害に遭っています。

 当会にも、被害の声が多く届けられています。最近も、安易にリタリンを処方されてきた結果、どんどん薬に依存するようになり、自ら命を絶ってしまったという青年の母親からも報告がありました。その青年は、10代で精神科にかかり、初診でリタリンを出されました。本人にも同席した親にも依存などの危険性は一切伝えられず、医師の指示通りに飲み続けた結果の悲劇でした。その主治医は子どもの発達障害の専門であり、多くの講演などをし、教育委と関わりが強く、地元では著名な精神科医です。教育委員会の公的ルートを通じて子どもたちが紹介されているような精神科医がそのようなずさんな診療を行っているとしたら、恐ろしいことです。

 子どもたちを百万人単位で向精神薬漬けにしてきた米国では、現在大きな問題に直面しています。わずか3,4歳の子どもが、かんしゃくを起こすなどの理由で精神科に連れて行かれ、診断基準があいまいなままADHDや双極性障害と言った病名を安易につけられ、中枢神経刺激剤や抗精神病薬など、危険な副作用のある向精神薬を処方されています。今年3月には、日本でもCBSドキュメントにおいて、日本人精神科医によって抗精神病薬を処方されていた4歳の少女が死亡した事件が放送されています。

 また、青少年による銃乱射事件が絶えず、日本でもその悲惨な実態が報道されています。その大半の事例が、向精神薬を処方されていた青少年によって引き起こされたものであり、向精神薬が凶悪事件を引き起こすことが指摘されています。現地では、向精神薬と銃乱射事件の関係を特集するテレビ番組も報道されています。

 これらは決して対岸の火事ではありません。科学的根拠に乏しい診断マニュアルに沿って診断名をつけ、それに対応する薬をただ処方するという欧米型の精神医療が日本でも急速に広がり、それが精神科・心療内科クリニックの乱立や向精神薬の売り上げの急増という形で現れてきています。精神科で早期治療されていた少年が、母親頭部切断事件や戸越銀座の通り魔事件、八戸母子殺害事件などを引き起こしています。

当会は、こどもの日にちなみ、5月をこども月間として、市民を啓発する展示会や被害報告を受け付けるホットラインを緊急に行います。昨日は代々木公園でパネル展示会を開催し、来場者は1日で2000人を超えました。来場者からは「近所の子どもがADHDと診断されて薬を飲まさせられているが、活発だった以前と違い、いつもボーっとしていて心配だ」「妹が15歳の頃から精神病院の閉鎖病棟に閉じ込められてもう38年になる。キツイ薬を与えられ続けてもはや社会復帰できない」「ボランティアで若者を世話しているが、抗うつ剤を処方される子が多く、リストカットをするなど悪化している」といった声が寄せられました。

未来ある子どもたちがこれ以上被害に遭わないよう、このイベントについて広くお知らせいただくよう、御協力をよろしくお願いします。

草々


市民の人権擁護の会 日本支部


緊急ホットライン開催 

日程:5月9日(金)・10日(土)両日とも12:00~17:00

Tel&Fax:03-3576-1741


ホットラインの内容

不当な診断や薬漬け、暴力、性的虐待、違法な拘束、投薬の強制、薬の副作用による自殺や死亡など、精神科で受けた人権侵害や犯罪の被害についての相談・報告を電話とFAXで受け付ける。今回はこどもの日にちなみ、特に子どもや青少年の被害を主な対象とする。

恐れ入りますが、この開催期間中は、電話の混雑が予想されます。この開催期間中は、ホットライン以外でご用の方のある方は、なるべくメールにてご連絡をお願いいたします。



2008年5月19-24日 パネル・DVD展示上映会開催 
会場: 文京シビックセンター1階展示室1

日程はこちらをどうぞ           
会場:文京シビックセンター1F 展示室1


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