これを読めば、発達障害とは本当は何なのかがわかります!

こんにちは!
市民の人権擁護の会のさっちんです。
このブログでは、精神医療の疑問に対して深堀していきます。
今回は、「発達障害」についてです。
3歳児検診や学校で「発達障害の疑いがある」と言われ、精神科受診を促される子ども達が多くなりました。
戸惑いながらも「どこの病院がいいのか?」など、親御さん達は色々と悩まれると思います。
そんな時は、是非このブログ記事を参考にしてみてくださいね!
きっとお役に立てると思います。
1.発達障害の本当の原因は?
2.本当に生涯にわたって治ることがないの?
3.どうやって病院を選ぶの?
✔ インフォームドコンセントの内容が大事
✔ 除外診断は必須です!
1.発達障害の本当の原因は?
インターネット上には様々な情報があふれています。
発達障害の原因については、
「相手に誤解を与える」「孤立する」「生活に支障があるくらいの凹凸」だから発達障害だ
などと書かれています。
でもよく考えると、これらは「原因」ではなく、表れている「状態」であることがわかります。
また、「はっきりとはわかっていないが生まれつき脳の機能に障害がある」、とも書かれていますね。
本当の原因は何なのでしょうか?
有名な児童精神科医の杉山登志郎氏はこのようにご指摘されていらっしゃいます。

現在の精神医学について、いまだに表面的兆候から症状を区別するのが主流で、「科学的な根拠のある診断ができていない」
※参考:読売新聞福井版2017年9月7日朝刊
えっ!? 根拠がないってどういう事でしょうか?
実は精神医学はこれまで様々な実験をしましたが、「原因を突き止める」ことができなかったんですね。
原因がわからないから、客観的な診断ができないのが精神医療なのです。
それで、チェックリストに載っている「特徴」にいくつあてはまるか?という方法で、
医師が主観的に診断しているのです。

なので「発達障害の本当の原因は?」に対する答えは、
「発達障害の原因はわかっていない」が真実です。
原因がわからないが、そういった状態がある、それだけです。
明確に脳のどこが悪いのか?も、全く実証されたことがありません。
うまく機能しないというのは原因ではなく、状態であり、いかにも「脳機能の障害」が原因であるかのように説明していますが、
実は全く説明になっていないというのが良くわかります。
例えば、パソコンがうまく機能しない時に、その症状を「パソコン機能障害」と言っているようなものです。
「原因ははっきりとわからない」と言っているパソコン修理屋さんに、大事なパソコンを任せられないですよね。
詳しくは、こちらをお読みください。

2.本当に生涯にわたって治ることがないの?
発達障害の定義について、まず厚労省のサイトを見てみましょう。
【発達障害の定義】
広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群等)、学習障害、注意欠陥・多動性障害等、通常低年齢で発現する脳機能の障害(発達障害者支援法第2条) ※ICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)におけるF80-98に含まれる障害 (平成17年4月1日付文部科学事務次官、厚生労働事務次官連名通知)
出典:図表9-1-5 発達障害の定義|令和3年版厚生労働白書ー令和時代の社会保障と働き方を考えるー|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
ここでは、「通常低年齢で発現する脳機能の障害」とあります。
「障害」と聞くと、「機能が失われていて、一生治らないの?」と思いますよね?
本当にそうでしょうか?
発達障害の「障害」は英語では、disorder です。
これは、「変調や秩序の乱れ、正常な状態から外れていること」という意味です。
それに対して聴覚障害の「障害」は英語では、impairmentです。
これは、「欠損や損傷などによって身体的な機能が失われている状態」という意味です。
発達障害と身体的な障害とは、全く違う英語が使われています。
「disorder」を「障害」と翻訳したことで、「障害」=一生治らないというイメージがついてしまいました。
更にここで一番大事なことはコレです!
↓
「disorder」は病気(疾患)でも、器質上の障害でもありません!
(器質:組織細胞によって構成される器官の構造的・形状的な性質のこと)
ということは、発達障害(disorder)は病気(疾患)ではない!ということなのです。
なぜなら、発達障害の原因や発症のメカニズムはこれまで解明されたことはなく、
従って、発達障害が「病気(疾患)」だと認められた事は一回もないからです!
病気は英語で、「disease」です。
発達障害は正式な病気とは認められていないので、「disease」ではなく、「disorder」となっているというわけです。
もしも脳機能障害という状態が存在するなら、検査でそれを証明できるべきです。

これまでの研究では「脳のどの部分がどのように機能していないのか?」が決定的に発見されたことは、残念ながら一度もありません。
さらに、「行動や思考にある特徴が存在する人は、脳あるいはその働きに何らかの原因があるに違いない。」というのは、
単なる偏見かもしれないのです!
なぜなら、発達障害が脳機能障害の有無によって分類されたものではなく、人間が便宜的に決めた仮の分類に過ぎないからです。
よって、「生涯にわたって治るかどうか?」という質問は、発達障害がそもそも病気であるという前提での質問であり、
発達障害は病気ではないので、「治るも治らないもない」というのが答えです。
さらに説明すると、発達障害とみなされた症状が完全に消失するということは十分にあり得ることです。
その場合、治ったとみなせるかもしれませんが、そもそも発達障害の診断自体が適切だったかどうかもわかりません。
生活に支障がでるほどの凸凹はネガティブ要因ではなく、実は個性として素晴らしい能力を持った子どもかもしれないのです!
発達障害というレッテルが貼られてしまったら、なかなかそのレッテルを剝がすのは難しいということを考えると、
一度立ち止まって、何が子どもにとって一番良いのか?よく考える必要がありますね。
どうやって病院を選ぶの?

インフォームドコンセントとは、患者さんと医療側が病気について十分に話し合って、どのようなケアを行うかに対して患者さんが同意することです。
よくあるのが、向精神薬の副作用について、「少し太るかも」「お腹が緩くなるかも」という説明しか受けていないというケースです。
中には、全くなんの説明もなく、ただ単に「お薬出しておきますね」とだけ言われた方もいらっしゃいます。
では、医薬品添付文書を見てみましょう。
医薬品添付文書とは、簡単に言うと「薬の説明書」です。
これは実際に「コンサータ」という向精神薬の医薬品添付文書に記載されている説明文です。
子どもにも処方されています。
4. 効能又は効果 注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
5. 効能又は効果に関連する注意
5.1 本剤の6歳未満の幼児における有効性及び安全性は確立していない。
11.2 その他の副作用 攻撃性、感情不安定、落ち着きのなさ、幻視、多弁、気分動揺、涙ぐむ、錯乱状態、失見当識、幻覚、躁病、パニック発作、リビドー亢進、自殺念慮又は企図、吃音
引用元:コンサータ錠添付文書https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/800155_1179009G1022_1_18

向精神薬を飲むと、効果は無い上に自殺するリスクが増加する
って、そんな事聞いてないよ~
という方は、精神科医からインフォームドコンセントが無かったという事です。
他の向精神薬の医薬品添付文書にも、
「家族等に自殺念慮や自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患悪化があらわれるリスク等について十分説明を行うこと」
などと記載されています。
こういう大事な事をきちんとインフォームドコンセントしない精神科医は、厚労省のこの法律にも違反している可能性があります。
精神医療においても、インフォームドコンセントの理念に基づき、精神障害者本位の医療を実現していくことが重要
引用元:良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針(平成26年3月7日厚生労働省告示第65号)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00008830&dataType=0&pageNo=1
しかし、都合の悪いこともきちんと教えてくれる精神科医は、実際とても稀(まれ)です。
ご自身で何が真実なのかを学ぶ必要性がありますね!
詳しくは、こちらをお読みください。


除外診断とは;
「診断のつけにくい病気について、他の病気があるかどうかを検査して、見つけた病気を除外することで、最終的にその病気であるかどうかを診断すること。」
精神疾患は、原因がわかっておらず症状のみで診断するため、
その症状が他の身体的な病気によって起こっているのではない事をまず第一に検査する必要があります。
例えば、甲状腺ホルモンの分泌過剰ではイライラが起こる事があり、逆に甲状腺ホルモンの分泌が不足すると気力の衰えが現れます。
脳機能障害が起こっている事を示す明確な検査結果の数値はありませんが、甲状腺ホルモンの数値は血液検査をすれば一目でわかります。
3歳の時に市立総合療育センターで知的障害・広汎(こうはん)性発達障害と診断され
実際は難聴と判明する まで約7年半にわたって適切な治療や教育が受けられな かったとして裁判になった事例もあります。
お母さんは、

「何度も難聴ではないかと訴えたが検査を受けさせてもらえなかった。センターは過失を認め、責任を持って向き合ってほしい」
と話されたということです。
毎日新聞 2021/7/6 21:15 “「難聴を知的障害と誤診」 中2女子、北九州市福祉事業 団を提訴”
小さな精神科クリニックでは身体検査をするような医療機器もそろっておらず、当然除外診断もなく、
話を数分しただけで診断・処方することも珍しくありません。
精神科に行く前に、まずは身体的に問題がないかを検査するようにしましょう。
ビタミンやミネラル等の栄養の不足が精神症状や身体症状を引き起こす可能性もあるので、
そのような視点から検査や治療してくれる医療機関にかかるのも良いかもしれません。
いきなり医療ケアを受けずとも、医療の前にできることはたくさんあります。