
「子どもの自殺予防の勉強会」
令和7年5月17日(土)
13:00~15:00
場所:サイエントロジー東京ビル8階
新宿区百人町1-25-1
参加費無料
講師
市民の人権擁護の会日本支部 代表世話役
米田 倫康
特別ゲスト
NPO法人 再チャレンジ東京 理事長
いじめ・自殺防止国民運動本部 理事長
平林 朋紀氏
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今や、精神科に繋がる子どもや若者は珍しくなくなってきました。しかし、精神科で治療を受けた結果、受診当時よりも悪化し、死に至ることすらあります。
全てが全て精神科治療のせいだと言いたいのではありません。その結果が検証されることなく、精神科に繋げるという基本が変わらないことが問題なのです。
飲食店や食品工場で1件でも食中毒や異物混入が発生したらどうでしょうか?安全が確かめられるまで営業停止という措置が取られますが、精神科ではどうでしょうか?
実は、10代の患者も精神科病院で「死亡退院」しています。R7年5月2日にもそれがニュースとして報道されています。
神奈川県立の精神科病院で10代入院患者死亡 病院が調査 横浜
レベル5に該当する医療事故の発生について (令和7年5月2日)
神奈川県立精神医療センターでは、本件以外にも死亡事件や虐待事件が立て続けに起きています。
レベル5に該当する医療事故の発生について(令和6年8月2日)
職員による患者への虐待と思われる事案の発生について (令和6年5月9日)
女性患者の不安定な精神状態に付け込み性的関係、29歳男性看護師を解雇…発覚後に病状は悪化
ひどい病院であることには間違いありませんが、それでも自主的に公表したり懲戒処分したりするだけでも、はるかに「マシ」と言えます。
もはや、虐待も不自然な死亡退院も完璧には隠せなくなってきました。2024年度から精神科病院での虐待も通報義務が課されるようになり、自治体もその対応の結果を公表することが義務付けられるようになっています。
秋田県は早速その結果を公表しています。
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/88734
https://www.sakigake.jp/news/article/20250425AK0025
神出病院事件の発覚を受け、厚生労働省が精神科病院での虐待について調査した際、2015~19年度の5年間で72件が確認されました。
秋田県の調査結果からもわかるとおり、この「5年で72件」という数字はあくまでも表層部に過ぎませんでした。今まで隠されてきたことがようやく表に出てきました。秋田県以外の自治体もこれからどんどんと情報を公開していくことでしょう。
まさに時代の変わり目に突入しています。新たな視点で子どもの自殺対策やメンタルヘルス対策に取り組む必要があります。
新しい情報と視点を学び、一緒に子どもや若者の未来を守りましょう!