宝喜クリニック(東京都杉並区) 平成19年2月28日、女性患者を病院に搬送する際、拘束して精神安定剤を注射し、さらに口にティッシュペーパーを詰めて窒息死させたとして、業務上過失致死罪に問われ、有罪判決(禁固10月執行猶予3年)が確定していた精神科医の宝喜正身医師に対し、免許停止1年の行政処分が下された。
式場病院(千葉県市川市) 平成19年4月15日、ノロウイルスに感染していた入院中の女性患者が、仰向けに拘束された状態で喉に嘔吐物を詰まらせて死亡した。女性患者は両手を縛られ、寝返りが出来ない状態だった。
成増厚生病院(東京都板橋区) 平成19年11月2日、前年10月に同病院内で放火による火災が発生し、入院患者1人が死亡、5人が負傷した事件について、警視庁は新貝院長ら6人を業務上過失致死傷容疑で東京地検に書類送検した。火災発生時、当直看護師2名が出火元の病室に駆けつけたが、その他5室の個室の鍵を開けずに避難したため、個室に閉じ込められて逃げ遅れた患者が死亡や重体に陥った。個室は外から施錠され、室内からは扉を開けることができなかった。